宮沢 賢治の詩
私が先生になったとき 宮澤 賢治
私が先生になったとき
自分が 真理から目をそむけて
子どもたちに 本当のことが語れるか
私が先生になったとき
自分の未来から 目をそむけて
子どもたちに 明日のことが語れるか
私が先生になったとき
自分の理想を持たないで
子どもたちに
いったいどんな夢が語れるのか
私が先生になったとき
自分に誇りを持たないで
子どもたちに 胸を張れと言えるのか |
私が先生になったとき
自分がスクラムの外にいて
子どもたちに仲良くしろ と言えるのか
私が先生になったとき
一人手を汚さず自分の腕を組んで
子どもたちに
ガンバレガンバレガンバレと言えるのか
私が先生になったとき
自分の闘いから 目をそむけて
子どもたちに 勇気を出せといえるのか |
人と人とのつながりの大切さ
自然に対して畏怖の念と感謝の気持ちを忘れないこと
こどもとともに泣き、笑い、汗を流すこと
人として大切なことが何かを教えてくれる詩です。
医は算術、教育は出世術にまい進しているおろかな人たちは
この詩を読んでどんなことを感じるのでしょうか?よしべえ